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京都市左京区の「昭和企業組合」は、税務経理・労務の協同化組合です。

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2011年11月10日 木曜日

売掛金の管理方法について

09:57 AM

企業の血液にあたる資金を正常に循環させるためには、日頃の

売掛金の管理が重要になります。組合員さんから質問があったの

で通常の取引における売掛金の管理のごく基本的な部分について

簡単にまとめました。法的な回収等については、弁護士や司法書

士への相談をお勧めします。

 

1.    得意先ごとの売掛金管理台帳の整備

  締め日・回収日・残高を整理しておく。

  新規に継続取引を行う場合、得意先の資産状況に応じて

保証金等の担保提供を求めるかどうか判断する。

 

2.    得意先ごとの売掛金の状況を把握しておく

  入金予定日、入金予定金額、残高を常に把握しておき、回

収した金額がどの売上に対応するものか常に把握しておく。

 

3.    取引は与信限度内に留めておく

  事前の取り決めと実際の入金状況等勘案して、下記の兆候

が現れたら取引の内容を見直す。

(1)  回収日が徐々に遅れる

(2)  取引期間ごとの全額回収が困難になってきた

(3)  分割支払い、手形支払、小切手の換金期日の指定など

(4)  手形サイトの延長など

 

4.    おかしいと思った時は...

  まずは、担当者から連絡し、状況を把握して以下の対応を

とるかどうか判断する。

(1)  簡易な督促状の送付(普通郵便・FAXなど)

(2)  督促状の送付(内容証明)

(3)  取引額の制限、保証金等の担保提供の増額、社長による

個人保証など求めるかどうか判断する。

(4)  法的な手続きに入るかどうか検討する。

 

5.    請求書の発行、集金、督促は迅速に行う。

  請求書の発送、集金の期日は必ずとり決め通りに行います。

得意先からクレームがあった時の値引き処理、請求書再発行

等も迅速に対応し、相手に支払を遅らせる口実を与えないよ

う心がけます。

2011年11月10日 木曜日|09:57 AM|起業・連携事業|コメント(0) 

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