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京都府の景況 -不安材料多い中、景況感は悪化-
        平成23年は、東日本大震災、急激な円高、タイ洪水被害、欧州経済不安、

の影響等、経営環境に不安材料材が多く、非常に厳しい1年となった。全体

的に景況感は悪化しており、迅速かつ有効な景気対策・支援策が求められ

ている。

◇製造業◇                                
 ・繊維工業  =来る年に向けて、日本経済全般に復興需要の期待がかかり呉服業界

もその波にうまく乗りきることを期待したい。
 ・出版、印刷 =需要の低迷と価格の下落により、一段と厳しい。

 ・鉄鋼、金属 =全体としては、あまり良い状況ではない。タイの水害による影響は収ま

りつつあるが、長引く円高の影響で電機業界がかなり厳しい。大手の海外進

出で国内の需要が減り、輸出の40%を通信関係で占めている企業も円高

の影響で打撃を受けている。
 ・一般機械等 =更に急速に円高が進行し、大手企業は海外生産のみならず部材調達

のグローバル化比率を高めている。韓国、中国の技術力の上昇は、特に国

内中小製造業にとり大きな脅威となっている。先月同様にタイの洪水の影響

を受け、自動車関連の事業所が一部生産調整の被害を受けている。
 ・その他製造業=プラスチック製品製造業界では、一部には復興需要絡み、新製品対

応の受注が入りつつある状況が窺える。木材・木製品製造業界では、木材の

中には北欧から輸入されている物も多くあり、今後の為替動向(ユーロ安)に

より、国内相場、特に杉が大きく影響を受けると思われる。
◇非製造業◇
                                
 ・卸売業   =繊維・衣服等卸売業界では、和装は高額商品の動きが鈍い。洋装は一

持ち直してきているが、気候に左右されやすい商品も多く、暖冬であれば売

に響くことは間違いない。寝装は震災以降、節電の影響もあり、相対的に好

調が継続されている。
 ・小売業   =家電小売業界では、平成23年3月末までのエコポイント対象商品であっ

カラーテレビ、冷蔵庫、エアコン及び地デジ化によるカラーテレビが、需要

の先取りにより大幅に売上が低迷している。
 ・商店街   =引き続き景況は悪く、最悪の年末を迎えたと感じた。全体的に円高による

不況風が吹いているように思う。
 ・サービス業 =情報サービス業界では、ユーロ圏の金融不安もあり世界経済は減速、

高の影響もあり受注金額は低下傾向にある。人件費を含む一層のコスト

低減に努めているにも関わらず経営環境は非常に厳しい。
 ・建設業   =造園工事業界では、年末とはいえ、公共・町屋ともに一部を除いて売上

減少している。
 ・運輸、倉庫業=燃料価格が11月に続き12月も値上がった。道路貨物運送業界では、

動きは年末の動きではなく、平月と大差はない。道路旅客運送業界では、

全体的にタクシー利用者が増加したように感じる。

2012年01月20日 金曜日|10:10 AM|景況感|コメント(0) 

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